管理職に昇格したとき、正直に言うと、
嬉しさよりも戸惑いの方が大きかったのを覚えています。
「自分がここにいていいのか」
そんな感覚が、ずっとありました。
期待される側に回った瞬間
管理職になると、周りの見え方が変わります。
上司からは「任せるよ」「期待しているよ」
そう言われるようになる。
その言葉がありがたいと同時に、
少しずつ重くなっていきました。
無意識に、自分を追い込んでいた
期待に応えようとして、
気づかないうちに自分に課していたルールがあります。
- 常に完璧でいなければいけない
- 弱さを見せてはいけない
- 結果で示さなければいけない
誰かに言われたわけではありません。
全部、自分で自分を縛っていました。
体が先に、限界を知らせてくる
月末が近づき、目標数字が達成できていないとお腹が痛くなる。
夜は眠りが浅くなり、考えごとが止まらない。
ストレスが溜まると、暴飲暴食してしまう。
「大丈夫」と思おうとしても、体の反応だけは正直でした。
それでも、期待を手放せなかった理由
なぜ、そこまでして期待に応えようとしていたのか。
一番大きかったのは、
信頼して任せてくれている上司を裏切りたくなかったからです。
そしてもう一つ。
自分の力の無さに、自分自身が落胆したくなかった
期待に応えられない自分を、直視するのが怖かった。
期待との距離感が変わったきっかけ
そんなとき、上司から言われた言葉があります。
「失敗したくない気持ちは分かるけど、同じやり方を続けるだけが応えることじゃないよ」
その言葉で、少し視界が開けました。
応える=守る、ではなかった
それまでは、
- 成功したやり方を
- 間違えずに
- そのまま続けること
が、期待に応えることだと思い込んでいました。
でも実際は違いました。
うまくいくまで、やり方を変えながら挑戦し続けること。
それもまた、期待に応える姿勢なんだと思えるようになりました。
完璧を目指さなくなったわけじゃない
誤解してほしくないのは、
この考え方に変わったからといって、楽になったわけではありません。
今でも責任は重いし、プレッシャーはあります。
ただ、
- 失敗=裏切り
- うまくいかない=能力不足
と短絡的に結びつけなくなった。
それだけで、少し呼吸ができるようになりました。
最後に
期待に応えようとして苦しくなったのは、真面目だったからだと思います。
逃げたかったわけでも、怠けたかったわけでもない。
ただ、一つのやり方に自分を閉じ込めていただけ。
期待は守るものではなく、更新していくものなのかもしれません。
このブログは、そんな考えに至るまでの途中を残す場所です。
私も、まだ途中です。


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