頑張っているつもりなのに、結果が出ない。
この選択は間違っていたのかもしれない。
そんな気持ちを抱えたままここに辿り着いたなら、
この記事はあなたのためのものです。
これは成功談でも、ノウハウでもありません。
選んだ道を、途中で失敗と決めなくていいと思えるようになるまでの話です。
結果が出ないと、選択そのものを疑ってしまう
うまくいかない時間が続くと、人はこう考えがちです。
- 自分には向いていなかったのかもしれない
- あの選択は失敗だったのではないか
- もっと別の道があったんじゃないか
努力していればいるほど、
結果が出ない現実は重くのしかかります。
そして気づかないうちに、
「今うまくいっていない」=「選択が間違っていた」
と結論づけてしまう。
でも、本当にそうでしょうか。
先に結論から書きます
先に結論を書きます。
うまくいっていない今を理由に、
あなたの選択を失敗にする必要はありません。
少なくとも、
「まだ途中」の段階で確定させる必要はない。
私は、この考え方に救われてきました。
一番苦手だった営業の世界に飛び込んだ話
私はもともと、人前に立つのが得意なタイプではありません。
暗くて、声が低くて、
滑舌が悪くて、うまく笑えなくて、
自分の苦手なことから逃げる選択を、何度もしてきました。
就職活動のときも、
「これをやりたい」より
「これなら傷つかずに済みそう」
という基準で考えていました。
それでもある時、
「このまま自分で選択肢を閉じ続ける人生でいいのか」
と立ち止まりました。
そして、せっかくなら一番苦手なことに挑戦してみようと、
営業の世界に飛び込みました。
正直、向いていない自覚はありました。
当然、すぐには報われなかった
新卒で入社した営業会社では、
明るくてコミュニケーション能力の高い同期が次々と結果を出していきました。
一方で私は、
- 声のトーンが低い
- 表情が固い
- 滑舌が悪い
そんな指摘を毎日のように受け、
1年目の成績は同期の中でも下位でした。
それでも、売れないなりに誰よりも働いていたと思います。
結果が出なければ切られる世界で、
不器用な自分が生き残るには、行動量しかなかった。
それが正直なところです。
それでも辞めなかった理由
それでも辞めなかった理由は、
強い意志や自信があったからではありません。
大きく分けて、理由は2つでした。
自分で選んだ道を、途中で失敗にしたくなかった
一番苦手なことに挑戦すると決めた、
あの時の自分の選択を、
「やっぱり間違いだった」と確定させたくなかった。
苦手なことなんだから、
簡単にうまくいくはずがない。
あと少し続ければ、何か見えるかもしれない。
その感覚だけで、踏みとどまっていました。
信じてくれた人との関係を、途中で切りたくなかった
もう一つは、自分を信じて応援してくれている人の存在です。
家族、妻、先輩。
そして、同じように悩んでいる部下や後輩。
「途中で投げ出すわけにはいかない」というより、
投げ出してしまったらこの関係に顔向けできない
という感覚でした。
成果が出たとき、残ったのは意外な感情だった
営業を続けた結果、
少しずつ成果が出るようになり、
やがて営業成績で評価されるようになりました。
そのとき一番強かった感情は、
「自分はすごい」というものではありません。
- 諦めなかった自分への安堵
- 喜んでくれた両親への感謝
- 支えてくれた妻への感謝
- 誰よりも信じてくれた先輩への感謝
関係性が報われた、という感覚でした。
だからこそ、
そこで終わった気はしなかったし、
今も「成功した」とは思っていません。
今も、途中です
管理職になっても、
経営者の立場になっても、
「向いていないのでは」と感じる瞬間はあります。
不器用さは消えていません。
自信がついたわけでもありません。
ただ一つ違うのは、
「不器用なままでも、続けてきた」という体験をしていること。
私は自分を信じているわけではありません。
でも、自分が積み重ねてきた時間だけは、信じています。
選んだ道を、まだ閉じなくていい
この記事を読んで、
何かを決めなくても大丈夫です。
変わらなくていい。
答えを出さなくていい。
ただ、
「今うまくいっていないからといって、あの時の選択を失敗と決めなくていい」
そう思えたなら、それで十分です。
ここは、閉じなくていい選択肢を残しておく場所です。
最後に
これは成功談ではありません。
人生の正解集でもありません。
得意じゃない人間が、逃げたい気持ちを抱えたまま進んできた記録です。
また迷ったときに、
ふと思い出して戻ってきてもらえたら嬉しいです。

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