不器用なまま働く、という選択について

不器用な男性のデスク 記録

仕事をしていると、
「これ、自分向いてないな…」
と感じる瞬間があります。

努力が足りないとか、やる気がないとか、
そういう話じゃない。

性格や身体的な部分も含めて、どう考えても噛み合っていない。

それでも働き続けている人は、
少なくないと思います。


向いていないと感じるのは、だいたい最初のところ

私の場合、それはかなり初歩的なところでした。

営業会社に入ってすぐ、
宣材写真を撮ることになりました。

プロのカメラマンの前で、
「もう少し笑顔で」
「はい、もう一枚いきましょう」

何度も撮り直し。

自分では笑っているつもりでも、
写真を見るとどう見ても不自然で、
だんだん顔が引きつっていく。

「営業なのに、笑顔が作れないって致命的じゃないか」

正直、そう思いました。


電話営業で、何度も聞き返される

もう一つは、電話営業です。

私は滑舌が良い方ではありません。
声のトーンも低い。

電話口で話すと、

「すみません、もう一度お願いできますか?」
「今、何とおっしゃいましたか?」

何度も聞き返される。

相手が悪いわけじゃない。
完全に自分の問題です。

そのたびに、

  • 申し訳なさ
  • 恥ずかしさ
  • 逃げたい気持ち

が一気に押し寄せてきました。


平気なフリをしていたけど、たぶんバレていた

その場では平気なフリをしていました。

「大丈夫です」
「次いきます」

そう言いながら、内心ではかなりしんどかった。

今思えば、周りから見たら
無理をしているのは、
たぶん分かっていたと思います。

そんな当時、頭の中に浮かんでいたのはこの言葉でした。

こんな初歩で躓くなんて、
やっぱり向いていないのかもな。


それでも、そこで諦めなかった理由

辞めたい気持ちは、正直ありました。

「営業、無理でした」
そう言ってしまえば、きっと楽だったと思います。

でも、その時に自分に言い聞かせた言葉があります。

そんなの分かってて、
この営業という世界に飛び込んだんだろう。
ここからが本番だ。

きれいな覚悟じゃありません。

「ここで辞めたら、最初の決断ごと失敗になる」

ただ、それが嫌だった。


不器用でも、伝わる瞬間があった

ある日、お客様からこんな言葉をかけてもらいました。

「千葉さんは、一生懸命やってくれて頼りになりますね」

正直、驚きました。

笑顔が得意なわけでもない。
トークが上手いわけでもない。

それでも、

  • 何度も足を運んで
  • 分からないことを調べて
  • 相手の立場で考えて

そうやって動いていたことが、
ちゃんと伝わっていた。

その時、初めて思いました。

不器用だからこそ、一生懸命さが伝わることもあるんだな。


向いていない=やめる、じゃなくていい

この経験から学んだのは、
「向いていないのに続けるべき」
という話ではありません。

大事なのは、
二択にしないことです。

  • 向いていない
    → すぐやめる
  • 得意じゃない
    → 失敗

そう決めつけなくていい。

向いていないまま、少しやり方を変えてみる。
自分の強みじゃない部分で、価値を出す道を探す。

閉じなくていい選択肢は、思っているより多い。


今、仕事がしんどいあなたへ

もし今、

  • 仕事が向いていない気がしている
  • 初歩的なところでつまずいている
  • 自分だけ劣っているように感じている

そんな状態なら。

それはあなたがダメだからではなく、
まだ噛み合っていないだけ
かもしれません。

今すぐ答えを出さなくていい。
向いていないと確定させなくていい。


最後に

私は今でも、不器用なまま働いています。

笑顔が得意になったわけでも、
話し上手になったわけでもありません。

ただ、
不器用な自分を理由に、
すべてを閉じなくなっただけ
です。

このブログは、
そんな途中の選択を残す場所です。

また、続きを書きます。


次に読むなら

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