「もう無理かもしれない」
「辞めた方がいいんじゃないか」
そう考えたことは、一度や二度ではありません。
営業時代も、
管理職になってからも、
何度も頭をよぎりました。
それでも私は、すぐに辞める決断をしませんでした。
辞めなかった理由は、前向きだったわけじゃない
今振り返って思うのは、辞めなかった理由が特別きれいなものだったわけではない、ということです。
責任感。
意地。
正直、それが大きかったと思います。
「ここで辞めたら、自分は自分をどう思うだろうか」
そんな感情に、立ち止まらされていました。
迷っているときほど、考えないようにしていたこと
辞めるかどうか迷っていた時期、意識的にやめていたことがあります。
それは、会社や環境への不平不満を考えることでした。
もちろん、問題がなかったわけではありません。
ただ、不満を膨らませるほど自分の視界が狭くなる感覚がありました。
だから、
「自分にできることは何か」
という自責の視点だけは、手放さないようにしていました。
決断を先延ばしにして、その代わりにやっていたこと
一方で、迷っている間も続けていたことがあります。
それは、とてもシンプルで、
「今日を全力で過ごす」
ということでした。
辞めるにしても、
続けるにしても、
どちらに転んでも後悔しないように。
毎日を、その時点で出せる100%で過ごす。
先の答えは決められなくても、
今日の向き合い方だけは決められると思っていました。
大事にしていた、たった一つの基準
迷っているとき、自分の中で何度も問い直していたことがあります。
それは、
今、目の前にある問題は自分が大切にしている軸を曲げなければいけないことなのか?
という問いでした。
もし、自分の大事にしている軸を曲げなければ前に進めないなら、
それは立ち止まる理由になる。
でも、そうではないならもう少し様子を見てもいい。
その線引きを、できるだけ冷静に見ようとしていました。
決めない時間が、くれたもの
結果として、
すぐに辞める決断をしなかったことで、
私はいくつかのものを守れたと思っています。
一番大きかったのは、自分に対する自信です。
「逃げずに向き合った時間があった」
という感覚は、後から効いてきました。
困難に直面したとき、「あの時も耐えたな」と思い出せる材料になります。
辞めないことが、正解だったわけじゃない
ここは誤解しないでほしいところです。
私は、辞めないことが善だとは思っていません。
辞める選択が、自分を守ることになる場合もあります。
ただ一つ言えるのは、
迷っている最中に、急いで結論を出さなくてもいい
ということです。
最後に
辞めるかどうかを決める前に私がやっていたのは、
- 不満を膨らませないこと
- 今日を丁寧に過ごすこと
- 自分の軸を曲げていないかを見ること
それだけでした。
決断よりも先に、
自分との関係を壊さないことを優先していたのだと思います。
このブログは、そんな「決めきれなかった時間」を肯定する場所です。
私も、まだ途中です。


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